4回にわたる医療に関するNHKの番組を見ました。中には、『嘘だろ?』と思われる場面もありましたが、大半は私にとっては、分かっていること、『その通り』と思いました。
現状を市民に知ってもらう事が大事で、その意味から、NHKに感謝です。
しかし、当事者として、忸怩たる思いと無力感が残りました。
6月2日(月)の読売新聞の朝刊の埼玉版に私が取材された記事が少し載りました。
見出しのタイトルは
『医師確保 派遣元へ補助』です。
全国で10万人当たりの医師数が最下位の埼玉県の医師確保対策が載っていました。
大変良いことです。しかし、私は『派遣先』のことが載っていないので、記者に問い合わせました。
やはり、そうでした。
『派遣先は原則、公立公的病院』とのことでした。
医療に公も民もありません。
日本の医療の70%は民間が担っていると聞いています。
皆さま、どう思われますか?
医療は社会保障、救急医療は安全保障です。根本的に公の仕事、日本では、国民皆保険制度で動いているのです。
事ここに至っても、変えない、変わらない、地域医療を潰したいのですか?
埼玉県、絶対にオカシイです。